2010年10月15日

懐かしい木撥

『滝の白糸』の劇中では、私が演じるお辰が桔梗(瀬戸摩純さん)に水芸の稽古をつける場面があります。そこでは、お辰が弾き語りで長唄の「京鹿子娘道成寺」の鞠唄の一節を唄います。

場面が楽屋という設定なので、お稽古という事で弾く三味線は爪弾きか木撥でという演出の指示がありました。
爪弾きでも構わないのですが、舞台で生で弾くため大きな音が出せないので、木撥で弾かせて頂いております。

ここで使っておりますのが、私が8歳で初めて三味線のお稽古を始めた時に師匠より頂いた稽古用の木撥です。

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なので、撥の底面には私の本名「福井浩二」の福の字が書かれております。

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稽古用の木撥は新品だと白い木目なのですが、この撥は入門した際にお古を下げ渡して頂いた物で、私が幼少時代毎日のように手にして稽古しておりました。三十数年経った今はとても良い色合になっております。
本来、舞台上で三味線の演奏をする時は、象牙や鼈甲の撥を使用しますので稽古用の木撥がお客様の目に触れる事などありませんが、図らずも今回は稽古風景という設定なので、わざわざ汚しを掛けて古めかしく装う必要がなく、取って置きの小道具となりました。

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2010年09月06日

『太閤三番叟』の烏帽子

当月の新歌舞伎座の新開場記念公演にて珍しい「太閤三番叟」が上演されております。
これは太閤秀吉が天下を取り、大阪城を建てた祝いの宴で太閤秀吉自らが三番叟を踏むという趣向の『千成瓢猿顔見勢(せんなりひさごましらのかおみせ)裏表太閤記』の大喜利所作事として三代目・市川猿之助により初演されました。今回の大阪の新劇場の柿葺落興行にはピッタリの洒落た演目です。

今回は、昼夜に分けてその秀吉に替えて愛妾・淀の方が三番叟を舞うという女方版も上演されております。初演の時は、秀吉と同じ姿(男装)で踊るという扮装で上演されましたが、私が淀の方を演じさせて頂く際、女方の扮装に改めさせて頂きました。

その折、衣裳・髪型も自分で考案し、用いる烏帽子も自前で作りました。
この演目で用いられる烏帽子は「剣先」という形の先端が尖っている金無地の烏帽子でしたが、女方という事で少し色気を出したいと思い、秀吉の家紋「五三桐」を付けてみました。

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この紋は、地が銀糸の刺繍により埋められており、朱色の糸で筋と縁取りが施されています。

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烏帽子の紐は「古代紫」です。

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初役時より十年近くが経ちますが、この烏帽子も年を経るにつれ段々に渋みを増して貫禄が出て参りました。
小道具にも魂があり、生きているのだなぁと感じます。

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2010年02月02日

新作 暖簾

新年の初春歌舞伎出演を祝して暖簾を頂きました。

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今回は雪もちの南天に宝尽くしを併せて仕上げて下さりました。
テーマは「冬」

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2009年11月12日

お徳さん

今月上演中の「傾城反魂香」の舞台を観に来てくれた2歳のお子さんからファンレターをもらいましたわーい(嬉しい顔)

今月私が務めさせて頂いているお徳の絵を描いてくれました。
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2009年09月22日

癒される色

私が好きな色は黄緑色です。
好きになった理由は特になく、物心ついた時にはこの色が好きでした。
なので私の周りには黄緑系のアイテムがいっぱいです!!
この話は一座の幕内でもファンの皆さんも周知の事で、皆さん黄緑や緑系の品物を見つけるとプレゼントして下さります。
最近は、師匠からも頂くんです(喜)。

今日はそんな私の癒しのアイテムを紹介させて頂きます。

先ずはカバンです。
特に私の好みの色合いがドンピシャリ!
お気に入りの三点です。
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お財布もいろいろあります。
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キーホルダー、キーケースもこの通り。
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小物もたくさんあります。
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ペンケース

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傘・メガネケース(メガネも緑)・携帯ケース

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時計もありますよ!

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扇袋もこの通り。

まだまだこれはほんの一部です。
他にも洋服、お布団、カーテン、食器・・・・あぁ〜キリがないがく〜(落胆した顔)

先ず今日はこれぎり。

















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2009年08月16日

与三郎まつり

私の故郷の夏祭りといえば『与三郎まつり』
毎年暑い暑い最中に賑やかに行われております。

与三郎まつりのメインイベントは宵から始まる盆踊り。
この祭りのタイトルになっている地元の伝説の人与三郎が唄い込まれている「音頭与三郎」(坂下音頭)の他、昔からの定番の民謡や最近ヒットした歌謡曲など・・・新旧織り交ぜた選曲で夏の祭りが繰り広げられます。

盆踊りといえばやっぱり浴衣。
最近では色々なブランドが、柄や素材、デザインを取り揃えたニュー浴衣が流行しているので、この日のために準備した各々の浴衣姿で祭りに出掛ける若者が増えました。

そんな中、与三郎まつりの為にデザインされた「与三郎」浴衣があるんです。

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これは数年前に私がこのお祭りに22年ぶりに参加した時に着るために頂いた思い出の一品です。

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なかなか8月に舞台が休演になる事はありませんが、お盆休みがとれた時には参加したと思います。

与三郎について地元のホームページをリンクします。
ご参照ください♪
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2009年07月01日

ちょっと息抜き

前回の続き「リラックマ」の成長記録です。
栽培を始めてからわずか一週間でこんなに成長しました。
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そして、あれから20日間でもうすっかり生え揃いました。
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こんなこともできます。
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小さな小さな盆栽ですが、とても癒されています。



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2009年06月15日

ちょっと息抜き

たまにはこんな物も紹介しましょう(笑)。

これはある所のくじ引きで当った「リラックマ」の盆栽です。
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始めはせっかく当たったのでと水をやってみたのですが。
4日目には!
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お〜う!本当に芽が出てきたぞと思っているとどんどん成長が見られるようになりました。(ちなみに次の日です。)
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もうこうなると可愛くなり成長を見届けたくなります。
続きはまた次回。

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2009年05月28日

傾城のかんざし

女方の役柄の中でも見た目が豪華なのは傾城(太夫)でしょう。

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「助六」の揚巻など江戸の傾城に対して「吉田屋」の夕霧、「阿古屋」の阿古屋など文楽が元となっている傾城役は俳優の紋を型抜いた笄(こうがい)を用います。(江戸の傾城は紋の無い物を使用します。)

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勤めている置屋が定まっている有名な登場人物なのに何故か笄には演者の紋を入れてしまう辺りが古式ゆかしい歌舞伎のおしゃれです。

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後ろの金の組紐の結び方も様々で、一番オーソドックスなのは助六の揚巻で用いる「揚巻結び」を筆頭に、やはり俳優の縁の形を結んだ「梅」や「蝶」などが用いられる事もあります。
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2009年04月13日

今月の暖簾

この暖簾は、「市川笑三郎さんへ・・・ひいきより」という名前を入れないで絵柄を美しく仕上げて頂きたいと、贈り主様へお願いして作って頂きました一品です。

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色も私の好きな黄緑系をさけて、栗梅(赤ワイン)という色を基調に、水辺に咲くおもだかと八つ橋を入れて頂くようにお願いして染めて頂きました。
お陰様で、幕内の皆さんからとても評判を頂いております。
私もお気に入りの暖簾です。
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